2010年7月5日月曜日

THANK YOU

ハロー


いよいよワンマンまで一週間を切りました

ここのところは7/9のことばかり考えています


僕が初めて組んだバンドはAQUARIUMという名前でした

幼稚園、小学校からの仲のいい同級生達と、毎日遊ぶ感覚の延長で音楽を始めました

本当に、音楽をツールにただ楽しく遊んでいただけなのが、とある音楽大会でグランプリを獲ってしまい、高校にも公式にお休み頂いて、ZEPP TOKYOのステージに立てることになり、そこからいよいよ勘違いした木村少年は音楽で成功することを志すわけです


高校卒業後は、とある音楽院に進学、そこでbabeというバンドを組みます

これは衝撃でした

なんというか、田舎ものが「東京」を知った、そんな出来事でした

やっぱり、土地が違えば感覚も違うわけで、そんな中で出逢った当時のメンバー(今のカラーズデパートメント蛇石くん、最近結成したベンジャミンフラワーの山田くん、そして元ゼイニーのスイチくん)と、寝ても覚めても音楽漬けの毎日を送りました

ここまでで、僕の音楽家としての美的感覚はほぼ形成されたと思っています


一つの目標がありました

それは、「20才までにCDデビューすること」


その夢を達成したのが、ギタリスト西川進さんと組んだgoat starというバンドでした

何もかもが自分の実力では追いつかず、音楽を志すにはもっともっと必要なものがあって、毎日が葛藤と戦いの毎日でした

正真正銘のプロとバンドを組めていたという事実は、今も僕の大事な宝物ですし、いまだに僕は西川さんのギタースタイルに影響を受けています

彼の背中をずっと追いかけて今もギターを弾き続けています


そして、メジャーシーンでCDを出すことになったのがthe Aurora(AURORA)というバンドでした

現FOX LOCO PHANTOMのヒデオさんと、現ベンジャミンフラワーの山田くんと

悩んで、あがいて、もがきまくった記憶が強いです

リーダーであったヒデオさんの思考がどこにあって、ボーカリストとしてどうやって支えていけばいいのか

山田の芸術性とグルーブをどうやってその音楽性とミックスさせていけばいいのか

いつも頭を抱えていました

でも、なんというか、すごく好きだったんです

あの三人の独特の人間関係とグルーブが

いまだに「CD、今も聴いています」ということを時折言われたりして、とっても嬉しいなぁと思います


その後に作ったバンドがabel and cain、そしてそこから派生したバンドがTHE HOMOSAPIENSというバンドでした

正直に、本当に本当に大切な存在だったけど、色んなことがありすぎて、今は語ることはありません


そして、ソロでのアコースティック活動を経て、現在のDARLING DARLINGに至ります


6つ、バンドを組みました


今書いていて、とても思ったことがあるので記しておきます


もういい大人として、男として、これってどうなのかなと思いますが

15才から、音楽ばかりしてきました

今度の7/9で、28になります

このブログでも何度も書いているように、僕には「まだ何者にもなれていない」という、飢餓感がいつもあります

でもその反面、ある意味で、もうとても満足している部分もあります

そういう部分を、ずっと認めるのが怖かった

僕は自分が人間として出来ていないのを知っているから、それを認めてしまったら、走り続けることをやめてしまいそうで


でも、ここのところ色んなことを考えて、それは違うんだなと思いました


僕は、カートでもジムモリソンでもリアムでもなくて


キムラハヤトなんです


これをしてはいけない、こんな生き方はしたら駄目だ


そんなことには、一切意味がないことに、やっと気づきました

だから、もう、何も戸惑わないし、迷わないし、自分は自分らしくいたらいいんだなって、そう思っています


この7/9のワンマンをいい機会に、本当の意味で、僕は僕らしく、音楽を、歌を、続けていきたいなと、そう思っています


なんというか、そういった自分の感情への「宣言」のような、そんな気持ちのいいステージにしたいと思っています


セットリスト、出来上がってきました


今から、HOMEで歌うのが、とても楽しみです

当日は、astrcoastより石崎ひゅーい、the Benjamin Flowerより國分祐、そして臼井嗣人という、僕がとても好きなシンガーを招いて、スペシャルなセッションをしたいなと思っています


チケット予約はticket@darling-darling.comまで


お待ちしています


素敵な一日にしましょうね


では、アディオス