2010年5月26日水曜日

TURNING POINT

ハロー


お久しぶりです、キムラです

THE BEST OF DARLING DARLING、通販での注文も沢山頂きまして、本当にありがとうございます


ここ二週間位はDARLING DARLINGのリハーサルとミーティングの日々でした


僕達5人にとって、本当に大切なものは一体なんなのか

きっとなんでもそうだと思うけど、そういうことって曖昧にしていたらいけないこと


DARLING DARLINGという名前の5人組

俺は心から大切に思っています


始まりは僕のソロプロジェクトっていう、少し大げさではあるけれど、そういう形でした

でも、5人で一緒に季節を越えて、バンドにしようという話になり、今はすっかりDARLING DARLINGとは5人それぞれのものになっています


音楽集団っていうものには様々な形があって、ソロでやる人もあれば、バンドという形をとる人もいるし、ユニットと呼ばれる人たちもいて

俺は、いつもそういうものの線引きをしながら、自分の持てる限りの心と時間をバンドに全て割り当てて生きていきたいと思っています


今までやってきたバンドもずっとそうだったし、きっとその気持ちはこれからも変わらないと思うんです


メンバーは家族で、何よりもかけがえのないもの

守るためには血だって流すし、時には心を鬼にしなくちゃいけない


でも、DARLING DARLINGは本当に楽しい


初めてこの5人でステージに上がったことを最近思い出します

こんなに俺達楽しくていいんだろうか、っていうくらい、楽しかった


DARLING DARLINGにとって、一番大切なことはきっと、「音楽ってこんなに楽しいんだ」って、一つ残らずみんなに伝えていくこと

偉そうに言わせてもらえるなら、そういうことなのかなって思っています


でも、メンバーが5人もいて、一人一人にアイデンテティーがあって、キャラクターや特別なスキルをそれぞれが持っていると、勿論色々な場所からオファーを受けたり、ミュージシャンとしての生業があるわけです

それぞれの音楽家としてのスケジュールを押さえていくのは至難の業でもあったり、ただでさえ精神性のベクトルが様々なメンバーの結束力を高めるにはどうしようかとか、頭を抱えることも割と多かったんだけど


それでも、DARLING DARLINGは続けていきたいって、俺はそう思うんです


それは、楽しいから

ただそれだけなんだけど、それが何よりも大切なこと

そういう場所に自分を返してくれる、とても大切な場所です


本当は、もっとガツガツ活動して、表舞台に立って、っていう、自分なりのプランや夢を、DARLING DARLINGに反映させたい気持ちも、俺はあったんだけど

やっぱりライブのオファーやイベントのお誘いは、出来るだけ受けていきたいし、俺なんかは毎日でもライブしていいと思っているので

それは、一人でも僕達の音楽を求めてくれる人がいるなら、精一杯こたえていきたいっていう、そのメンタリティと一緒で

ただ、俺一人がいくらその為の準備をしても、5人それぞれの音楽家としての活動を考えれば、現実的には難しい現状だったりもするのです

でも、DADAの音楽は、この5人でしか鳴らせないように作っているし、それこそがプライドでもあります

誰か一人でも欠けたらそれはDARLING DARLINGではないし、もし現実的にそういう状況が生まれたとしたら、活動をストップせざるを得ないのが事実です

でも、活動ストップさせるなんて、それだけは絶対に避けたい

というか、子供じみたわがままかもしれないけれど、単純にいやだ


だから今は、たとえ少ない頻度であっても、しっかり5人で集まれてステージに立てる1本1本のライブを、心から楽しんでいけたらって思っています


ライブ活動に関しても、今までのように決して多くはない頻度かもしれないけど、会いに来てくれるあなたが、「きてよかった!」って思ってもらえるように、精一杯、大切に、ステージに立ちたいと思っています


俺は、DARLING DARLINGの5人で音を鳴らすのが、心底好きなんです

だから、ただその事実だけを胸に、表現していくことを決めました

そういうことの一つ一つの積み重ねが、大きな喜びに変わると信じて


キムラハヤトは、DARLING DARLINGと平行して、今までアコースティックでのライブを続けてきたように、もっともっとステージに立てる自身の場所を作りたいなと思っています

僕一人の活動になるか、それともバンドになるか、まだ何も決めていないけれど

もっと活動ペースを上げて、音楽で自分を埋め尽くしたい

とにかく、僕なりのペースとエネルギーをそのまま反映できる場所を作りたいって、そう思っています

ライブ活動に勤しみながら、楽曲を絶え間なく紡ぎ出していきたいっていう、そのアイデンティティーも、紛れもなく僕の大切な音楽家としての要素なので

「DARLING DARLINGの主宰、キムラハヤト」、っていうイメージが自分の中でもあまりにも強いので、キムラハヤトって名前でやるかもまだ考え中ですが


バイタリティーみたいな言われ方をするのはとても苦手で、僕自身そんなに器用な折り合いをつけられる精神の持ち主ではないのですが

本当は自分の全てをDARLINGに注いでいこうと、そう思っていたので

ただ今は、大切なものが増えていくのは、単純に素晴らしいことだなと思うようにしています


DARLING DARLINGとは別のもう一つの音楽活動も、早い段階で始められたらなって思っています

とりあえず、活動の方向が見えたら、また報告していきたいと思っていますので、その時には応援していただけたら幸いです


DARLING DARLINGは解散したり、休止したり、そういうことはしません

そんな悲しいことをする為に、俺たちは集まってるんじゃない

だから、これからは「職人達が本気で遊ぶ場所」みたいな、そんなスペースに出来たらいいなと思っています

今まで通り、応援して頂けたら幸いです


本当なら、こういうこと、みんなに向けて書かなくてもいいことなのかもしれないね

でも、いやなんだよ

俺だったらいやなんだ

知らないうち色んなものが変わっていってしまうのが

だから、ここに記すことで今のDARLING DARLING、そしてこれからのDARLING DARLINGを伝えておきたいと思って、書きました


キムラの誠意だと思って、受け取ってもらえたら幸いです



愛とは、受け入れること、そして許すこと

他者を、そして、自分を


キムラハヤト